秋が深くなってきました。季節も緩やかに「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」気候に移ってきています。
最近は、年末の大掃除を今の早い時期から少しずつ始めるやり方が注目されています。
少しずつの掃除は、気持ちに負担もかからず、しかも回数が重なるだけ、その回数の分、キレイになるのでいいですね。
少しずつの話からの繋がりですが、片づけの苦手な人は、どんなタイプの人か、を分析してみると、
その結果は「完璧主義の人」がよく挙がってきます。
完璧好きなのだから、片づけはできているはず、と思われがちですが、このタイプは完璧主義ゆえに最初の一歩目の片づけが始まらないことがあるのです。
完璧を好むタイプの人は、中途半端な状態を最も嫌います。
やるならきっちりと一気にやりたく、最初の目標も高く持ちがちです。
なので、「時間のたっぷり取れる時に始めよう」とか、
「まず、センスのいい収納用品(グッツ)を揃えたい」など、最初の一歩目のハードルが高いために、取り掛かり時が、いつか、いつかの先延ばしになってしまうのです。
結局、いつかの機会もなかなか作れずに片づかない状態が続いてしまいます。
反対に、「ちょっと時間があるから、できる所だけでいいから片づけておこう」とか「ざっくりでも、この入れ物を定位置にしておけばいい」など、気楽に考えるタイプもいます。
実際は、気楽タイプの人の方が、多少中途半端であっても結果的には、いつかを待っている完璧主義のタイプの人より片づいていたりします。
片づけは、むしろ、ゆっくり緩やかに進んでいく方がいいのです。できる時にできる力で片づけていく方が気持ちも楽です。
大切なのは、始めること、そして続けることです。小さな積み重ねが、ある時、大きな効果を生み、「片づけ」の自信につながっていきます。(2018.11)
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