秋がやってきて、街が賑やかになってきましたね。
服やインテリアの秋冬物、ハロウィン、クリスマスなどのイベントグッツも数多く出回る時期でもあります。
今は、SNSなどで、自分のお気に入りの品を販売先のリンクまで貼っておススメする人がとても増えてきました。
また、テレビ、雑誌などでも身近に手に入る「推し(おし)」の商品をたくさん紹介しています。


モノを選ぶ時に他人のおススメ、つまり自分以外の目線で選んだモノは、同じ価値観であれば問題ないのですが、往々にして違っている場合があります。
こういった自分や自分の暮らしに合っていないモノが家に入ってくると家中のモノの動きに影響します。
自分や暮らしに合わないモノは、使い勝手が悪く、程なく使わないモノになります。

それが、たとえ100均モノであろうと、もったいなくて処分できなければ不要なモノへと変わっていきます。
不要なモノは多ければ多いほど、家の大切な空間が奪われていきます。
そして、不要なモノに場所を取られた結果、大事なモノの定位置が足りなくなり、家の中で迷子になっていきます。

簡単にモノを買ってしまう人は、モノを家に入れる前にそのモノと向き合う時間がないのです。
モノを家に入れる前に、なぜこのモノが欲しいのか、手に入れた後、手入れを含め、ちゃんと使っていけるのかを考える時間を作ってみてください。クセをつけるといいですね。
盛り上がった欲しい気持ちを一旦止めて、モノと向き合うことをクセにしてしまうと、モノを選ぶ力がついてきます。


モノを選んでいく力は一朝一夕には身につきませんから最初は、失敗もあるでしょう。
失敗からモノに対する感性も磨かれていきますから、自分を責めたりせず、少し気長に構えてモノと向き合う練習をしてみてください。
片づけはモノを出すことと入れることが両輪で動いて上手くいきます。
入れる時にも気を配り片づけを進めてくださいね。

〈片づけを考える〉その他の記事を下記からご覧いただけます