春の気配を夜の花の香りで感じられる季節になりました。この時期は桃始笑(ももはじめてさく)の候です。

桃が「笑う」柔らかな季節です。皆さま、いかがお過ごしですか?



春は、何かしら新しいことを始めたくなりますね。

「片づけ」も習い事をするような感覚で定期的に少し長いスパンで関わっていくのもいいと思います。



今や、皆さんは片づけの情報をたくさん持っています。

ですが、皆さんの持っている情報からの知識は、大きくは間違ってはいませんけれど、大事な部分が抜けていたり、偏った情報だけを持っていたりすることも多くあります。



春からは、片づけを「ただ情報を集める」から「色々な形で習ってみる」という様な感覚に切り替えてみてるのはどうでしょうね。

少し時間はかかりますが、そこから新しいことがわかったり、今までやり方を納得できたりすることがムダのない効率よい片づけにつながっていくと思います。





長い時間をかけて取り組んでいく時に「モノには必ず定位置を作る」この片づけの根幹を成す考えをいつもしっかり持っている様にすると片づけが中途半端になりません。

片づけが進んでいくうちには、迷いや疑問が生じて来る時もあります。

その様な時にも必ず、ここに立ち戻る様にします。

モノ全てに定位置を考えるのは大掛かり、と感じるならば、モノの数が少ないほうが定位置決めも簡単と考えていきます。

また、本来そのモノの定位置にしたい場所を他のモノが占領している場合なども、ベストな定位置を作ることを優先して他のモノを減らすこと、または移動することなどで解決していきます。



と同時に、限られたモノの収納場所をいかに上手く使うか、も気にかけていきます。

モノの分け方、グッツなどの使い方などは、色々な家のパターンを数多く見て、その中で自分の暮らし方にあったやり方、選び方などを真似をしていくほうが効率的です。







気をつけていただくことは、最初から全てを真似しないことです。

SNSなどに出ている家はとてもレべルの高い家ですから、いきなりでは無理が生じます。

片づけに挫折しないためにも、アイデアなどは少しずつ取り入れていく様にしてください。



いつも片づけのことだけを考えてはいられませんけれど、いつもどこかで意識しているとどんどん力がついてきます。

焦らず、むしろ長いスパンで考えることが大切なのです。気長に頑張りましょ。

(2020.3)

〈片づけを考える〉その他の記事を下記からご覧いただけます