梅雨の季節に入り、雨が続きますね。この季節の代表的な花、紫陽花はひとつひとつの花が集団(花序)になり「額咲き」や「手まり咲き」と言われる形になるのだそうです。
今回は、片づけも色々なことがわかって形になる、という話です。
片づけには、ひとつだけの何かができれば、「すぐに片づけができ、後々も困らない」いうものはありません。片づけには、整理や収納、維持管理などに関する色々な考え方ややり方が総合的に必要です。
それらが身について上手く出来るようになるのです。
例えば、「どんな暮らしがしたいのか」などは最初に考えることです。それを出来るだけ具体的にはっきりとさせます。
次に考えるのは「モノの存在」です。なぜ持ちたいのか、本当のもったいないとは何か、など、モノとの関係に向き合うことで、大切にしたいモノと(自分には)余分なモノの線引きが出来るようになります。
そうすると、モノを処分することをプラスの行為に変えていける考え方が定着し、さらに付随してモノを家に入れる時の基準も持てる様になるのでモノの持ち方にブレが出ません。
モノを使いやすい状態に収納しておくコツややり方などを身につけておくことも片づけ上手の条件になります。
動線の長さや動作の数を意識すること、よく使うモノとあまり使わないモノの位置を変えて収納することなどを知っていることも、とても有利です。
多くの数のモノを使いやすい位置に置きたいときには、収納用具やグッツの活用がしまいやすさを助けてくれたり、収納スペースを広げてくれたりと大きなメリットがあることも知っておくと片づけの進み具合が違います。
維持管理に関しての技もあります。
モノの回転をよくするコツやストックが常に把握出来る工夫、無駄なモノが増えていかない知恵も。
また、家族への上手な指示出しなどにもコツがあります。
こうして、色々な考えを持てたり、コツなどもわかってくると片づけがどんどん楽になります。
これがひとつの考え方に偏ってしまったり、収納の技だけに頼り切ってしまうと危険な無駄のある片づけになってしまいますから気をつけてください。
色々な力が必要だということは、その中には得意な分野の力もあるということです。
最初はそこを最大限活かしながら、徐々に他の力もつけていくと無理なく片づけのレベルアップにつながります。
頑張りましょ!
(2020.6)
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