夏至から小暑に向かう季節になりました。
この時期は、涼しい部屋の中だけでできる、小さな片づけをおすすめします。
片づけたいと思った時、まず、どの収納用具を買えばいいのか、また、どんな収納技がいるのか、など収納に重きを置いてしまいがちです。
ですが、収納に力を入れると、所有しているモノの数に応じてスペースと時間、お金が必要になります。
その後の維持管理にもモノの数に比例した手間がかかってきます。
片づけに多くの場所や時間,お金,手間をかけないためには、要らないモノの数を減らしていくことに意識を持つ必要があります。
とは言え、多くの人はモノが捨てられません。
「もったいない」気持ちが邪魔をするからです。
しかしながら、モノを捨てる以上に「もったいない」ことをしていないか?も考えてみることが大切です。
例えば、時間です。
モノが多いと管理が行き届かずに探し物が増えてきます。
探した時間そのものにお金を支払うことはありませんが、探し物に時間を使ってしまうことは、「もったいない」ことです。-
お金ではどうでしょう。
あるはずのモノが見つからない時は買います。お金が「もったいない」とともに、そのモノが見つからなくても家の中のモノの数は二倍に増えてしまいます。
さらに、家を買う時、借りる時、広さに応じてお金を支払っていることも常に覚えていてください。
要らないモノのスペースにお金を払っていたら、それは、「もったいない」ことです。
気持ちの面でも、常に「片づけなければ……。」と思っているのも心の負担になりますし、モノが多いことでイライラしているのも「もったいない」と思います。
捨ててもいいかな、と思ったときに「もったいない」気持ちが出てきてしまっても、時間やお金、気持ちなどの「もったいない」方が勝って出てくると処分の決断の後押しになり、納得して捨てられるようになります。
モノの数が減れば、収納はずっと楽になります。
まず、捨てられるようになることが最初の目標です。
本当の「もったいない」を知って、少しずつでいいので、意識を変え、片づけを進めていきましょう。(2018.07)
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